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便秘

おなかが張って苦しかったり、便意はあるのに出ないなど、女性に多い悩みが便秘です。3人に1人が便秘に関する悩みを抱えています。
なかには1週間~10日もお通じがないというケースもあります。原因は運動不足、偏食、ストレス、旅行といった環境の変化などが考えられます。
また、毎日お通じはあるのだけれど、「いまひとつスッキリしない」などの場合も便秘になります。
便秘の解消にいちばん効果的なのはハーブティーです。なかでも、血液を浄化するローズのお茶を毎食後飲んでいると、便通をスムーズにしてくれます。また、朝食後に常温のミネラルウォーターをコップ2~3杯ほど飲むのも効果的です。精油に頼りすぎることなく、まずは規則正しい食生活や適度な運動を心掛けたうえで、マッサージをして大腸の働きを助けたり、入浴でストレスをやわらげてあげましょう。忙しいからといって、トイレをがまんしないことも大切です。せっかく便意があるのを我慢してしまうと腸のぜん動運動がストップしてしまいます。

おすすめの精油は?

入浴

全身浴は、フェンネル1滴+ローズマリー1 滴+レモングラス2滴を使用します。38~40度のぬるめのお湯に、胃腸の働きを促す精油を加えてゆったりとつかります。心身共にリラクスします。入浴は、その日の疲れを取り去り、リラックスさせて緊張感をやわらげます。ストレスをなくすこともとても大切な解消法のひとつです。

温湿布

ローズ1滴を使用します。洗面器に熱湯を入れ、精精油を落とします。そこにタオルを浸してきつく絞ります。これを下腹部へ当てます。おなかが冷えないように、タオルが冷めてきたら、もう一度、熱いタオルを作ります。

マッサージ

ローズマリー2滴+マージョラム1滴+ブラックペッパー l滴+ホホバオイル30mlを使用します。
手のひらでマッサージオイルを温めてから、両手でおへそのまわりを時計まわりにやさしくさすります。精油は消化器系の働きを活発にさせるタイプを選び、就寝前か朝起きたときにマッサージを行うのがおすすめです。腸を刺激してお通じを促してくれます。

ハーブティー

毎食後、ローズティーを飲みます。温めたポットに1杯分のハープを入れてから熱湯を注ぎます。ふたをして3~5分間蒸らし、茶こしを使ってカップに注ぎます。ローズティーは、利尿効果の高いウ一口ン茶やプーアール茶とブレンドするのもおすすめです。

足がだるくむくみがある

筋肉痛により足がだるいこともよくある症状ですが、立ち仕事や、外を歩きまわった日などはとくに足に疲れがたまります。また、夏のエアコンなどでも足が冷えてだるくなることもあります。
さらにヒールのある靴やきつい靴をはいていると、圧迫感から足がむくんだり、ひどくなると頭痛や吐き気を覚えるなど、からだ全体に悪い影響を与えかねません。足
のむくみや疲労感は血液の循環が滞って起こります。対処法としては、まず靴を脱いで足を楽にすることが先決。
また、日頃から入浴後にマッサージをする習慣をつけておくといいでしょう。足の裏や足の指先、指と指の間、ふくらはぎをもみほぐし、足全体をリンパ液の流れる方向ヘマッサージします。足浴も血行を促進させるのに最適で、サイプレスの精油を加えれば、デオドラント効果も期待できます。ほてって痛みがあるときは冷湿布を。痛みを鎮めるラベンダーや筋肉の疲労を緩和するローズマリーの精油を加えます。

おすすめの精油は?

  • サイプレス…むくみを取り発汗をおさえる
  • ジュニパーペリー…老廃物を排出し筋肉を刺激してほぐす
  • ペパーミント…ほてりや炎症を鎮める
  • ラベンダー…筋肉の痛みを鎮めて心身をリラックスさせる
  • ローズマリー…血行を改善し、筋肉疲労を和らげる

入浴

足浴は、サイプレス+ペパーミント各1滴を使用します。ハーブの場合は、ペパーミント3g+セージ2gを使用、全身浴の場合は、ジュニパーペリー2滴+口- ズマリー3滴を使用します。
全身浴は、精油を加えた38~40 度のぬるめのお湯にゆっくりとつかり、血行を促します。足浴は、まず洗面器にお湯を入れ、水を加えて適温にします。
精油を加えて5~10分くるぶしの上まで足を浸します。ハープを使う場合は、洗面器にハープを入れて熱湯を注ぎ、5~10分浸出させてから適温に調節します。

マッサージ

サイプレス3滴+ラベンダー2 滴+ローズマリー1 満+スイートアーモンドオイル30mlを使用します。
マッサージオイルを手のひらに取り、片足ずつ足全体にマッサージオイルを塗布します。次に両手をそろえて、太もものつけ根から足の甲まで滑らせ、そのまま足の後ろ側を包むようにして戻します。さらに人差し指の側面を使ってふくらはぎをしごくように下から上へ強擦します。なるべく膝をのばした状態で行います。

筋肉痛

普段あまり動かないのに急に体を使ったり、休みの日にはりきってスポーツしたり、引っ越し作業など体を使うと、翌日は筋肉痛でツライことがよくあります。
また、同じ姿勢をずっと続けていることで、血行が悪くなって筋肉が緊張し、痛みを伴うこともあります。筋肉痛といっても、こりがひどくなったようなものや、けいれんや炎症など、症状はいろいろですが、どの場合でもいちばん有効なのは湿布です。

運動したあとのお手入れには、筋肉のほてりをおさえるための冷たい湿布を。運動する前にはウォーミングアップ用として、筋肉を温めて柔軟にする温湿布を。それぞれの効果を上げる精油を加えたうえで使用するのがおすすめです。
軽い打ち身やねんざにはマージョラムやラベンダーなど、筋肉のけいれんや炎症を鎮める精油をブレンドします。そして、筋肉痛を予防する意味でも、準備運動と運動後のマッサージを習慣づけます。

おすすめの精油は?

入浴

全身浴の場合は、サイプレス1滴+レモン2滴+ローズマリー1滴を使用します。足浴の場合は、サイプレス+レモン+ローズマリーを各1 満使用します。
筋肉痛になる部位として足が最も多いのですが、足の筋肉痛を早く癒す場合、足浴の反復浴をします。
洗面器に40度前後の気持ちいいと感じる温度のお湯を入れ、精油を落とします。くるぶしの上あたりまでを5~10 分くらいつけ、次に水の中にさっとつけます。血液の循環がよくなり、緊張がほぐれます。全身浴の場合には、40〜42度くらいの熟めのお湯にさっと入ります。

湿布

温湿布の場合には、ラベンダー2滴を使用します。冷湿布の場合には、ユーカリ2滴を使用します。
洗面器に熟めのお湯を入れて精油を落とし、タオルを浸します。スポーツをする前に、筋肉痛になりそうな部分に、5分程度当てておきます。精油を落とした冷たい水に浸したタオルは、運動したあとの筋肉のけいれんや炎症を鎮めるために使います。

マッサージ

ユーカリ3滴+ラベンダー2滴+マージョラム1滴+スイートアーモンドオイル30mlを使用します。
痛みが軽度の場合、マッサージオイルで筋肉のこりをソフトにほぐしていきます。力は加えず、さするようにするのがポイント。精神的に落ちつく香りを足すのもいいでしょう。ただし、炎症や腫れがひどいときはマッサージは避けます。