月別アーカイブ: 2012年11月

夏ばて

高温多湿の日本の夏は、人の食欲をなくし、ときには睡眠不足に悩まされ、からだのリズムを狂わせがちです。最近は冷房のきいた部屋で過ごすことが原因で、体調のくずれを訴える人も多いようです。過度な冷えは自律神経までを狂わせてしまうので崩れた体調をもとに戻すのに時間がかかってしまうケースも増えています。
夏パテには休養をとることがなによりですが、現実はそうもしていられません。精油とハープの力を利用して気分をリフレッシュさせ、ぐつすりと眠って心身に活力を補いましょう。

おすすめの精油は?

芳香浴

オイルウォーマー使用の場合は、ペパーミント4滴+ジェニパーベリー2滴を使用します。リフレッシュ効果のあるペパーミントと、からだの機能を活発にするジェニパーベリーの香りを拡散させます。ストレスを緩和してやる気がでます。

入浴

半身浴ではラベンダー3滴+ネロリ2滴を使用します。就寝前にぬるめのお湯に精油を入れて半身浴でゆっくりとつかります。このとき頭と顔のマッサージを行うと、気怠さがとれるでしょう。頭皮がかたくなっているケースがほとんんどです。
頭のマッサージは親指を除く4本の指のはらで、額から後頭部に向かって頭皮をもむように指を動かすと効果的です。

ハーブティー

ハーブは、ハイビスカス+口-ズヒップスがおすすめです。ハイビスカスは、からだをシャキッとさせて食欲を増進させる効果のあるハーブです。それだけでは、酸っぱいので、ビタミンCが豊富なローズヒップスを2~3粒ブレンドして、濃いめのお茶を飲みます。

花粉症

春先になると花粉情報がテレビから流れるほどポピュラーになった花粉症。目のかゆみや充血、鼻水や鼻づまり、くしゃみなど症状はさまざまですが、その不快感はいうまでもなく、ストレスもたまります。
花粉症患者数は急増しており、スギ花粉症だけで1500万人以上、日本の花粉症総人口は2000万人以上、5人に1人は花粉症ともいわれ、今後も増加することが予想されています。

精油はアレルギーに対する抵抗力を補い、ストレスを解消して気持ちを穏やかに鎮めるのに効果的です。外出先ではすっきりとする香りの精油をハンカチに1滴落として吸入すると、鼻づまりやのどのいがらっぽさがやわらぎます。部屋の空気を浄化して心地よい気分を保つならアロマライトでの芳香浴を。火を使わないので安心して眠れ、朝の目覚めを爽快にします。

おすすめの精油は?

芳香浴

アロマライトを使用する場合には、ユーカリ+ペパーミント各3滴を使用します。
ハンカチに精油をしみこませて使う場合は、ユーカリまたはペパーミントを1~2滴使用します。
アロマライトで、鼻水や鼻づまりに効果のある精油の香りを部屋に拡散させます。外出中に鼻がムズムズしてきたらハンカチに精油を落として香りをかぎます。症状の回復に役立つ精油を携帯していれば、どこででもすぐに不快感を緩和できます。

入浴

全身浴は、ユーカリ4~5滴を使用します。38~40度のぬるめのお湯に精油を入れて、ゆっくりと入浴します。ユーカリの香りが鼻水や鼻づまりを緩和。ストレスも解消し、花粉症に対する抵抗力も高めます。

ハーブティ

ハーブは、 エルダーフラワー、ヒソップ、ペパーミントがおすすめです。ハープは単品でもブレンドしていいでしょう。インフルエンザの特効薬ともいわれるエルダーフラワーはアレルギーを緩和させる働きをもちます。継続して飲んで抵抗力をつけるようにします。

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せき、喉の痛みや風邪のうよな症状

せきや喉の痛みは、風邪の初期症状としては非常に多いものになります。そんな風邪の予防をするのに、うがいはとても有効です。外から帰ったら、必ずうがいをする習慣をつけることでかなり風邪の予防にもなります。
のどが痛いな、と感じたらマロウやタイムのハーブティー(浸出液)でうがいをします。殺菌と消毒作用のある精油は風邪対策にとても効果的です。
これを使って芳香浴をすれば、空気を浄化して、相手に感染するのも防ぎます。外出中にせきが止まらないときや、オフィスなどでせきがどうしてもつらいときなどは、ハンカチに精油を1 滴落として香りをかぐだけでとても楽になります。
また、マッサージオイルを手に取り、胸部を軽くさすると呼吸がしやすくなるでしょう。香りの蒸気を吸い込むフェイシャルスチームは、せきを鎮めて鼻の通りをよくします。精油には免疫力を高める力もあるので、予防するだけでなく感染した場合もこじらせないですむでしょう。

おすすめの精油は?

芳香浴

ハンカチにラベンダー、ユーカリのいずれかを1滴垂らします。オイルウォーマー、アロマライトを使用する場合には、ユーカリ3~5滴を使用します。
外出先ではハンカチやティッシュペーパーなどに精油をl滴落として香りをかぎます。部屋の中でオイルウォーマーやアロマライトを使えば、鼻やのどの不快感をやわらげるだけでなく、空気を清浄して感染を防ぎます。

入浴

全身浴の場合は、ユーカリ3滴+ラベンダー2滴を使用します。風邪のひきはじめには、入浴をすすめないケースもありますが、基本亭には40~43度の熟めのお湯に精油を加えてサッと温まります。血行と発汗を促して治りを早めます。湯冷めしないように温かくして早めに就寝するのが早く治すポイントです。部屋の温度も温かくしておきます。

マッサージ

ローズマリー3滴+ ラベンダー2滴+ペパーミント1滴+ホホバオイル30mlを使用します。
手のひらでマッサージオイルを温めてから、片手で胸部を円を措くようにして軽くさすります。精油は胸部に働きかけて呼吸を楽にすると同時に、香りを鼻から吸入することで鼻づまりやのどの痛みを緩和してくれます。

フェイシャルスチーム

口-ズマリー2 滴+ユーカリ1滴を使用します。洗面器にお湯を入れ、精油を落とします。蒸気が逃げないようにバスタオルを頭からかぶり、顔を湯面に近づけます。口を閉じて5~10分蒸気を当てます。ときどき口を半開きにして呼吸すると、香り成分が口や鼻から吸収されて症状をやわらげます。

ハーブティー

(ハープ) マロウまたはタイムがおすすめです。呼吸器系の疾患に効果のあるマロウやタイムのハープでハーブティー(浸出液) を作ります。これを冷ましてうがいをします。また、ミントティーを秋から毎日飲む習慣をつけると、風邪をひくにくくなります。