足が冷たくて眠れなかったり、腰が冷えてだるかったり、夏なのに手足が異常に冷たかったりと冷え性は女性特有の症状で、年齢に関係なく悩みをかかえている人が多いものです。
また、冷えの症状は、強いストレスを感じやすく不快であることも特徴です。
冷えは、生理不順を引き起こす要因にもなりますから、注意が必要です。冷え性のほとんどはからだの末しょうの血流が悪いことが原因です。日頃から手足を動かして血行をよくするように心掛けます。手足の先をよくもみほぐすようにマッサージをしたり、入浴で血行を促すと効果的です。バスタイムは、シャワーですまさずに湯船に浸かることがポイントです。
また、入浴よりも簡単にできる手浴や足浴も充分効果があります。使用する精油やキャリアオイルは血行を促してからだを温める働きがあるものを選びます。小麦胚芽油はビタミンE が豊富で末梢の血液循環を促す効果があります。ただし粘性が高いため、ほかのキャリアオイルとブレンドして使用します。
おすすめの精油は?
入浴
半身浴の場合は、スイートオレンジ2滴+シナモン1滴を使用します。手浴、足浴の場合には、(ハーブ) ジャーマンカモミール5 ~10gを使用します。
低温長時間の入浴で、からだを芯まで温めて、血行を促しましょう。38~40度のぬるめのお湯に精油を落とし、香りを楽しみながらゆっくりと温まります。時間がないときや入浴できないときなどは、手軽にできる手浴や足浴を。洗面器にハープを入れて熱湯を注ぎ、5~10分手足を浸します。
水を控えめに加えて少し熟めに調節したお湯に5~10 分手や足をつけます。寝る前に行うとからだ全体がポカポカして快眠できます。
マッサージ
ラベンダー2滴+ローズマリー2滴+ネロリ1滴+小麦胚芽5ml+マカデミアナッツオイル25mlを使用します。
手のひらにマッサージオイルを取り、少し温めます。手や足の指先を中心に、やや力を入れてゆっくりともみほぐすように指を1本1本を丁寧にマッサージします。マッサージは手のひらや足の裏、膝下まで行うとより効果的です。くるぶしの6cmほど上の血液循環を促すツボを指圧してもいいでしょう