クズ (葛)

アロマ

クズ (葛)は、二日酔いの朝に摂ると効果的なハープです。古くからあるこの中国ハープはアメリカ南部一帯にも生育しており、現在は一般的な二日酔いに効く薬として広まってきています。

クズ (葛)にはダイジン、ダイゼインの2つの植物性化学物質が含まれており、この物質が血中のアルコール値を下げます。クズに関する臨床試験は非常に少ないのですが、このサプリメントを飲酒の直前や直後に飲むと、吐き気や頭痛、酒を飲んだ翌日に感じる気分の悪さがなくなるという多くの報告があります。

クズ (葛)を二日酔いの薬として使用するようになったのは、最近のことではありません。過去二千年の間、アジアのハープ療法士は葛の根を煎じたお茶をアルコール中毒の治療に用いていました。近年、ハーバード大学医学部で行われた研究で、人間と同様のアルコール依存症になっているハムスターのアルコール量が、クズ (葛)の根抽出物の摂取によって下がったことがわかっています。

また、ダイゼインあるいはダイジンを注射したハムスターに、水とアルコール入りの水を与えたところ、クズ (葛)の化合物を与えたハムスターのアルコール摂取量は50%も減少しました。その仕組みは解明されていませんが、クズ (葛)にはアルコールの要求を抑える働きがあり、現在アメリカでは、アルコール中毒治療への可能性についての研究が行われています。
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