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マッサージ

筋肉の緊張をほぐし、リラックスさせてくれるのがマッサージです。これに精油の香りがプラスされると、よりリラックス効果が高まり、皮膚を通して有効成分がからだに浸透します。さらに、血行を促して肌をなめらかにしたり、リンパ液の流れをスムーズにする効果もあります。リンパ液は細胞から出された老廃物や水分を回収して浄化し、尿として体外へ排出させる働きをします。この流れが滞ると、むくみや疲労の原因になります。特に夏の間、冷房やクーラーで代謝が悪化しているようなときに行うのが効果的です。
マッサージに使う精油は、精油だけを肌に直接つけることはできないので、ほかの植物油( キャリアオイル) で薄めて使います。精油はキャリアオイルによって刺激がおさえられ、肌に浸透しやすくなります。キャリアオイルもそれぞれ効能が違いますから、目的に応じて使い分けましょう。
マッサージには自分で行う場合(セルフマッサージ) と第三者にしてもらう場合があります。スキンタッチには痛みを癒してこころを落ちつかせる作用があるので、精神的に落ち込んでいるときなどは、信頼できる第三者にお願いするより効果的です。
マッサージは一度に全身を行う必要はありません。気になる部分から少しずつ行いましょう。また、効果をより高めるには、肌が清潔で血行もよくなっている入浴後がおすすめです。からだが温まっているとオイルの浸透がよくなることも理由のひとつです。
事前に蒸しタオルで温めたり、入浴中に行うのもいいでしょう。

マッサージの基本

マッサージには、手のひらでさする、たたく、指でもみほぐすなど、いくつかの方法があります。目的に合わせて手段を変えれば、筋肉の疲れを取るほかに皮下脂肪の燃焼や内臓の機能を高める効果も期待できます。いずれも呼吸に合わせてゆっくりと行います。

  • 軽擦法…手のひらを肌に密着させて、軽くなでたりさすったりしながらゆっくりと滑らせます。血液やリンパ液の循環を促進する、リラックス効果の高いマッサージです。
  • 強い擦法…手のひらや指先で、なでたりこすったりする方法で㌻。軽麻法より力を入れて、強さやスピードに変化をもたせます。皮下の深部まで刺激を与えることができます。
  • 柔捏法…手のひらや指先を使って、筋肉や皮下脂肪をもみほぐす方法。新陳代謝を活発にして、体内の老廃物を取り除きます。ゆっくり行うとリラックス効果もあります。
  • 圧迫法…マッサージしたい部分に、自分の体重を乗せるようにして手のひらや指でゆっくり圧迫します。戻すときもゆっくり戻すのがポイントです。神経の高ぶりを鋳めます。
  • 叩打法…きます。両手の力を抜いて交互に筋肉の上をリズミカルに強めで早く短く行うと神経や筋肉に興奮を与え、軽くゆっくり長く行うとリラックスできます。

自分で行うセルフマッサージも効果的

マッサージにはパートナーと行うマッサーシのほかに自分で行うセルフマッサージがあります。からだの部分ごとに適した方法で、凝りや疲れを手軽に解消できます。
ひとつの動作は三回を目安に繰り返し、自分が心地よいと思えるマッサージを、行います。

顔と首

顔や首は外気の刺激を受けやすく、日々の 動作で繰り返し筋肉を使うためシワができやすい部分です。マッサージで老化を予防してトラブルに負けない健康な肌にします。

  1. マッサージオイルを手のひらに少量取ります。顔の中心から外側へ、下から上へ向かって両手を動かしてオイルを顔全体にのばします。
  2. 中指と薬指で額の中央からこめかみまで、らせんを描くように動かします。シワを引き上げるつもりで行い、指を下に動かすときは力を抜きます。
  3. 中指で両目のまわりを圧迫します。ただし目のまわりの皮庸は薄いので力を抜いて軽く行います。目の疲労や目尻の小ジワに効果的です。
  4. 親指以外の4 本の指で、頬全体を大きならせんを措きながらゆっくりと軽擦(なでてさする)します。体液の流れが促進されて、むくみやくすみを改善します。
  5. 首の中央から後ろへ向かって大きくらせんを描くように軽擦します。マッサージをする首側と反対の手のひらを使うとマッサージしやすいでしょう。
  6. 首を様に少し傾けて、反対側の手のひらで首から肩にかけて大きく円を描くように軽擦します。首や肩のこりを鎮めるのにとても役立ちます。

手と腕

年齢を感じさせない手と引き締まった腕を保ちます。マッサージはひじの内側と脇の下にあるリンパ節に向かって行うと、体液の循環を促して、たるみや疲れや緩和することができます。

  1. 手のひらにオイルをとり、軽擦(なでてさする)しながら手と腕全体にマッサージオイルをのばします。腕の外側を上がり、内側を戻ります。
  2. 腕全体を手首からひじ、肩へ向かってらせんを描きながら軽擦します。たるみがちな二の腕やかさつきやすいひじは特に念入りに行います。
  3. 腕の外側を手首からひじまで親指で強擦(なでてこする)。次に手のひらを上向きにして内側も同じように親指で強擦します。
  4. 親指で指のつけ根から爪へ向かってらせんを描きながら軽擦します。
  5. 新しい爪が作られる爪のつけ根部分(爪母)と関節をていねいにマッサージします。
  6. 手のひら全体を親指でもみほぐします。手のひらは足の蓑と同様、からだの諸器官に対応する反射区があります。
  7. 最後に2と同じように手と腕全体をらせんを描きながら軽擦します。

腹部

ストレスによる便秘や胃痛など、精神面でのトラブルが起こりやすい部分です。マッサージでリラックスさせて緊張をほぐし、胃腸の調子を整えます。特にお腹を壊しやすい、便秘症の人は念入りに行います。

  1. まずマッサージオイルを片手にとり、腹部全体に右まわりに塗ります。次に、みぞおちを片手の手のひらで左まわりにゆっくり軽擦(なでてさする)します。
  2. 両手を重ねておへその周りを右まわりに軽擦します。
  3. 左手の手の指先をそろえたまま小さな円を描き、おなかりを右まわりに移動していきます。便秘がちな人はやや強めに押します)
  4. 少しずつ交互に動かして脂肪をつかむように揉捏します。ウェストを引き締めたいときに重点に行います。

心臓から遠い下半身は代謝が悪くなりがちで、むくみやすい部分です。疲労感や痛みをそのままにしておくと体型が崩れる原因に。疲れはその日のうちに解消するようにします。

  1. 手のひらにマッサージオイルをとり、片足ずつ足全体に塗ります。手のひらをそろえて足の前面をつけ根から甲に向かって進み、裏側は、手のひらで包むようにして戻ります。
  2. 足の指を1 本ずつ、指のつけ根から指先に向かってらせんを描くように親指で軽擦(なでてさする)します。足の甲全体に小さな円を描きながら軽擁します。
  3. 親指で交互に小さな円を描きながら足の裏全体を軽摸します。指の裏から始めて、かかとへ移動していきます。
  4. 親指を除く4 本の指でくるぷしのまわりを軽擦します。
  5. 両手の人差し指の側面で、ふくらはぎをしごくように交互に強擦(なでてこする) し、そのまま太ももの東側も強擦します。関節にあるリンパ節を圧迫しないように、膝はできるだけのばして行います。
  6. 太股の内側を足と同じ側の手で膝から足の付け根に向かってらせんを描きながら軽擦します。最後にもう一度1を繰り返します。

マッサージオイルについて

マッサージに使うオイルは精油とキャリアオイルをブレンドした、純度畑% の自然なオイルです。直接肌につける場合、精油は必ず薄めて使います。
希釈濃度(キャリアオイルに対する精油の比率) は、普通濃度で1% 、低濃度は0.5% 以下です。敏感肌の人は低濃度から始めるのが安心です。
普通肌の人でも1% を超えないように注意します。目安としては50mlのキャリアオイルに10滴の精油を加えると1% 、5 滴で0・5 % のマッサージオイルができます。
オイルは適量を手のひらに取り、両手をこすり合わせて温めてからからだにつけます。マッサージ後は、オイルの成分を充分に浸透させたいので洗い流す必要はありません。ベタつきが気になるときはタオルやティッシュペーパーで押さえて余分な油分を取り除くか、夏は軽く洗い流してもいいでしょう。ただし、肌が炎症を起こしているときや、日焼け直後でほてりのあるときはマッサージは厳禁です。