日別アーカイブ: 2012年9月8日

レモングラスの特徴と作用、注意点

さわやかで、レモンより香りが強いのが特徴です。かなり鮮烈な芳香で、デオドラント効果に優れています。レモングラスは、草丈が約90 センチほどのイネ科の植物で、インドでは数千年にわたって愛用されてきました。その精油は「インドバーベナ油」「インドメリッサ油」と呼ばれ、解熱剤や感染症、腫瘍の進行をくい止めるのに役立つ薬として使われていました。精油中のシトラールという成分は、化粧品や香水、洗剤や石けんの成分として価値の高いもの。西インド諸島で生産されるものが、いちばん品質がよいといわれます。

心への作用は、こころを刺激し、精気を回復させる働きがあります。また、精神を高揚させて、こころにエネルギーを与えてくれます。元気がでないときに使うと効果的です。

体への作用は、副交感神経の働きをバックアップし、食欲促進、消化不良や胃腸炎に作用します。また、乳酸を除去するので、筋肉疲労や足の疲労によるむくみなども改善する働きがあります。激しい運動をした後には非常に効果的です。

肌への作用は、皮膚にハリを与えます。開いた毛穴を引き締め、にきびをきれいに治し、皮脂の分泌バランスを整えます。

注意点は、かなり作用が激しいので、敏感肌の人は容量を少なく。必ずパッチテストを行ってから使いましょう。

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レモンの特徴と作用、注意点

フレッシュで、きりっと引き締まった香りがするレモン。柑橘類の果実を意味する、アラビア語「ライムン」とペルシャ語の「リムン」から名づけられました。
昔は、さまざまな病気の原因となる昆虫による刺し傷に対する消毒剤として使われ、当時最も怖い病気のひとっ、マラリアさえも治すのに役立つと信じられていたほどです。
エジプト人は、肉や魚による食中毒を防いだり、チフスなどの疫病を解毒するものとして、レモンを利用していたそうです。また、長い間、ビタミンCの補給源としても重宝されていました。

心への作用は、リフレッシュ効果が高いので、興奮したときや気分転換をしたいときにぴったりです。少し興奮気味のときに役立つでしょう。頭をスッキリさせて、集中力や記憶力を高めたいときにも有効です。

体への作用は、血液の流れを促し、高血圧を低下させます。消毒性があるので、発熱を伴った風邪に効果的です。

肌への作用は、古くなった角質を取り去って、くすんだ肌色を生き生きとさせます。また、にきびや吹き出ものをおさえる働きがあります。美白には欠かせないビタミンCですので、肌への効果は期待できます。

注意点は、敏感肌には刺激が強すぎるので、注意が必要です。使用する場合には、量に気をつけたり、キャリアオイルやほかのオイルとブレンドします。

レモンの精油はこちら。

ラベンダーの特徴と作用、注意点

ラテン語で洗うという意味の「ラワーレ」から名づけられたラベンダーは、アロマテラピーで最も広く利用される万能精油のひとつです。初心者は、知識がない初心者が「心地よい」と感じやすい香りが特徴です。ウッディーな基調のフローラル系で軽い甘さがすがすがしく、幅広く愛される香りです。ラベンダーは初夏に紫色をした小さな花を咲かせ、花や菓は、昔から虫よけや消毒用として使われてきた定番でした。
ローマの人々は浴槽に入れて沐浴し、傷を洗うのに利用した歴史もあります。
蒸留水であるラベンダーウオーターは、イギリスのエリザベス朝時代には、肌のバランスを整える化粧水や香水としてたくさんの女性に愛用されていました。

心への作用は、中枢神経のバランスをとる働きがあります。ストレスからくる緊張をほぐし、怒りをやわらげて疲労を回復させます。

体への作用は、高い血圧を下げ、呼吸を整え、不眠症を改善します。呼吸器系の障害や生理痛などにも効果的です。

肌への作用でやけどに有効だというのは有名な話。新しい細胞の成長を促し、皮脂の分泌のバランスをとる働きがあるので、さまざまな肌の状態に効果を発揮します。

ラベンダーは、眠れない時の緊張をときほぐす定番のアロマです。
眠れないなぁ~と感じた初期の状態で使うと非常に効果が高くリラックス効果を感じやすいアロマです。

生理痛など痛みがあり、眠れない場合は、カモミールがおすすめです。

注意点は、低血圧症の人の中には、ラベンダーオイルを使用したあとに、感覚が少し鈍くなってうっとりと眠くなってしまう人もいます。また、通経剤なので、妊娠初期の数か月間は使用を控えます。

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