日別アーカイブ: 2012年9月1日

ティートリーの特徴と作用、注意点

医薬品に似た清潔な香りがする精油は、キャプテンクック船長が初めてオーストラリアを訪れたとき、先住民たちがティートリーの木の葉でお茶を入れたことから『お茶の木(Tea・tree) 』 という名前が付けられた歴史があります。
世界で初めてティートリーの薬効を見抜いたのはほかでもなく彼らです。ほかの地域の人々が役立たずの木と考えていたとき、彼らはこの木の葉を利用して感染症や切り傷を治していました。殺菌消毒作用に優れ、傷薬として第二次世界大戦中には熱帯地方の軍隊の救急用品に加えられました。もちろん、気分のリフレッシュにも役立ちます。

心への作用は、ショックで落ち込んだこころを元気にさせます。

体への作用は、強力な殺菌作用をもち、.体内の毒素を汗として排出します。免疫力を強化して感染症を追い払い、病気を早く治します。歯肉炎や下痢、胃腸炎、膀胱炎、脛感染のほか、虫さされで生じるかゆみにも効きます。のどの腫れやせきを緩和します。

肌へは、浄化力が強く、切り傷やにきびを緩和したり、日焼けした肌を落ちつかせます。水虫、うおの目、足の悪臭にはこの精油を使った足浴が有効です。

注意点は、肌の敏感な部分に使用すると刺激を感じることがあります。
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ゼラニウムの特徴と作用、注意点

ほのかにローズの香りがする、甘くフレッシュな芳香のゼラニウム精油の原料は、アフリカ原産の植物ペラルゴニウムです。ペラルゴニウムは700以上の種類があり、そのなかでもP.odorantissimumとP.graveoelensの精油がアロマテラピーで使われています。P.odorantissimumは、かすかにリンゴのような香りを放つこともあります。苦から、傷口や肌のさまざまなトラブル、さらには下痢、腹痛の治療に利用さてきました。
殺虫効果があるので虫よけにも効果があります。また、成分がローズに似ていることから香水や石鹸にも用いられます。

心への作用は、緊張をやわらげて、こころを明るく高揚させます。不安やストレスを緩和させます。

体への作用は、ホルモンの働きを調整するので、生理痛や生理不順、更年期のさまざまな症状の改善に役立ちます。利尿作用もあり、体内の毒素を排出して、むくみなどの予防にも効果を発揮します。

肌へは、アルコール成分を少し含み、皮脂のバランスを整えるので、どんな肌タイプにも使えます。殺菌作用があり、にきびにも有効です。湿疹ややけど、しもやけを好転させます。

注意点は、敏感な肌には刺激をおよぽすことがあります。妊娠中は使用を避けます。
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