日別アーカイブ: 2012年8月30日

スウィートオレンジの特徴と作用、注意点

柑橘系ならではの、甘くフレッシュな香りのスイートオレンジの精油は、オレンジの果皮を圧搾して抽出します。

オレンジは、食品としても馴染みの深いもので身近です。同じオレンジの木の花と葉からはネロリ、プチグレンの精油が採れます。ギリシャ神話のなかで、女神アフロディーテにささげられた黄金のリンゴとは、じつはオレンジだったといわれます。

少なく高価だったため、ヨーロッパでは17世紀まではほとんど使われることはありませんでした。その後、オレンジの精油はうつ病、心臓疾患、腹痛などの症状に活用され、誰からも好かれる香りは不眠症の改善にも役立っています。

心への作用としては、オレンジの香りは落ち込んだ気分を明るくして、不安や緊張をほぐします。リフレッシュしたいときや、からだにエネルギーを与えたいとき、眠りたいのに眠れないときにおすすめです。

心への作用は、消化器系の調子を整えるので、腹痛や胸やけ、食欲不振に有効。便秘と消化不良には希釈したオイルで腹部のマッサージが効果的です。

肌には、収れん作用があるので、キャリアオイルやクリームに混ぜてフェイシャルマッサージをすると肌が元気になります。

注意点は、刺激を感じることがあるので、キャリアオイルとブレンドする場合も低濃度にしてブレンドします。使用後6時間は日光に当たらないように注意します。

スウィートオレンジの精油一覧

ジュニパーベリーの特徴と作用、注意点

ウッディーでさわやかな精油の香りはサイプレスにも似ていますが、ジュニパーベリーのほうがシャープでビリッとして爽やかです。
ジュニパーの木は小さな黄色の花を咲かせ、青色または黒色の液果を実らせます。精油は液果、葉、枝から採れるジュニパーと、液果のみから採れるジュニパーベリーの2種類があります。ジュニパーには、利尿作用と殺菌作用があり、コレラや腸チフスのような伝染病の治療に大きく貢献してきました。フランスの病院ではジュニパーとローズマリーの枝を焚いて病室の空気の浄化に役立て歴史があります。
心への作用としては、疲労した精神をリフレッシュして、ものごとにチャレンジしていく強い精神状態を保ちます。
体への作用は、とくに利尿作用は定番で、お酒を飲み過ぎたり、こってりとしたものを食べ過ぎたときに生じる毒性物質を排出させるのに役立ちます。食欲を正常に戻し、肥満の解消に役立ち、リウマチや痛風の痛みをやわらげます。

肌への作用は、収れんと洗浄効果があり、にきび、脂性肌、シェイプアップやセルライトの緩和には、このオイルでマッサージを行うといいでしょう。

注意点は、長期の使用は控えます。腎臓障害や体内に炎症があるとき、妊娠している際には、使用を控えます。
ジュニパーベリーの精油一覧